輝きの向こう側はちょっと遠すぎて(前編・アイマス映画感想編)
どうもご無沙汰しております。踝です。あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。……まあ、もう3月なわけですけれども。今まで一体なにをしていたんだ。聞くな。別にTwitter更新してたし、俺トゥギャとかもやってないしなぁ。色々あったってことで。
さて。本題。
僕がアイドルマスターにハマってからかれこれもう7~8年ぐらい経ってしまうわけで、アーケードとかゼノグラとかまではそんなに気にもしなかったのですが、いつの間にやらアイコンにちょこっと乗っかったまま3年ほど。着メロはこの4年ぐらい「迷走Mind」一択だしなぁ。とはいえ最近はぽちぽちとアイモバiでオファーを受けては代行放流したり、シンデレラガールズをちょこちょことやったりしていました。
で、2014年1月、ついに公開された 「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」。仙台行って第2週に見てきました。以下ネタバレ及び結構個人的なことも書きます。聞きたくない人は回れ右。
さていいかなこれぐらいで。
P(プロデューサー)諸兄の間では公開直後から泣ける泣けると評判だったこの映画。テレビアニメ版アイドルマスターの後日談に当たる作品であり、テレビ版なりなんなりでバックボーンを知らないとあまり楽しめないという正直不親切な造りの映画ではあるのですが、全国のPが各地方の少ない映画館に押し寄せた結果、なんと全都道府県公開を果たしてしまった作品であります(この辺、同じアニプレックス配給のまどマギ前作に似たところがありますね)。
ここ盛岡では来週からの公開となりますが、半分こちらでの公開を期待して無かったのと、事前の前売り攻勢が大きかったのを見て、結構引いて見ていたんですね。前売り買ってもしょうがないし、と。でもうっかり公開前7夜連続ニコ生見たりですとか、その辺もあって……結局こっちで公開されるのを待つかなぁ、と。舞台挨拶も病院への定期通院で潰れちゃったし。とはいえ見た人見た人妙に楽しそう。来週土曜は映画の日、って事で見てきましたよ。4号線片道4時間かけて。
で、感想。
痛い。
ん、一応これは痛々しいとかつまらないとかそういう意味ではなくて、僕自身のトラウマのど真ん中を奥底から抉ってくる展開だったからかもしれません。ストーリーそのものはちょっと起伏もない上に若干現実離れし過ぎていて、いやそれアイドルの自主性に頼りすぎたPと社長の責任だろ(7thやSSA公演を見ればわかる通り、純粋にダンサーとしてならプロを雇うべきで、例えればジャニーズJr.の役割を期待したのだろうから、当然事前ステージの可奈たちの失敗は765プロの責任に帰するのは当然で、ゴシップ記事の書き方はアレだけどある程度の酷評は受けるよなぁ、とは感じた)(しかしながらPが留学に行く以上、765プロには律子しかPがいなくなるので、そこをカバーするためにセルフマネジメントが必要になるだろうことから、その準備訓練と思えばある程度は致し方ない気もするけれど)、とも思ったり(結構この辺は翼Pの感想に影響を受けた言葉になってると思います)。
とはいえ自分が感想として自分自身のショックを憶えたのは、多分自分が夢をかつて諦めた人間で有るからかもしれません。可奈の行動は昔僕が夢を挫折した時に取った行動に似たようなもので、その時の僕には春香や伊織や美希のような存在はいなかったのです。
ちょっと昔話になるので申し訳ないと思いつつ、10年経っても未だに言えないことではあるけど。かつて僕は教員を目指していて、臨時講師をしつつ採用試験を目指していました。で、産休入りの先生の代わりに入ったその学級で、トラブルを抱えてしまったんですね。結局学級運用の仕方が分からなくなり、自信がないと漏らしたところ、2ヶ月で契約解除。僕はその時点でもう二度と教壇に立たないことを誓いました……当時は自分がADHDだなんて気づきもしませんでしたけど。実際今も症状には苦労しています。これを書くのは当時の子供たちに非常に失礼だと考えていたのでここには書いていませんでした。閑話休題。
で、夢から一度逃げたけど戻った可奈と、そこで完全に諦めた僕。「諦めたくない!!」と叫ぶほど強くないし、今も言えない。なので、その場に戻って来られる彼女を見ていて、ついうっかりシンクロしてしまい、泣く泣かない以前に目を向けようと意図的にしてこなかった過去がアイマスというフィルターを通して突きつけられてしまったためか、涙も出ない状態になってしまったのでした。
もちろん、可奈を導いた春香もタフネスなんだけれど、それ以上に「いおりんは大人だなぁ……」とか思っていました。多分今回、実質的にPの視点に一番近いポジションって伊織なんですよね。言葉にできない春香や他のメンバーの想いを的確に表現してアドバイスし、行動する。765プロ内で一足早くできたユニット「竜宮小町」のリーダーとしての経験値から来るものでしょうし(そこはリーダーとしての先輩であるアドバンテージだと思います)。もちろん、アニマスでは掘り下げきれなかった彼女自身の性格とか想いもあるんだろうなとは感じますけれども。
一方で、言葉にしないながらも「見守る」という選択肢を積極的に用いる美希の存在感は凄いなぁと思うわけで。この辺は2週目特典の「0巻」のネタバレになっちゃいますが、冒頭に出てきたアイドル大賞を受賞するに当たって、春香は「765プロ全員として」受賞したいと言うんですが、美希はそれを諭してるんですね。0巻持ってない人はTV24話の中盤のやりとりをかなりマイルドにした感じに捉えていただければ。美希は春香を仲間というよりは好敵手として認めている節があると思うんですね。だからこそ、感覚のところで春香がやることについては概ね間違いはないはずだと言うのがあるのかもしれません。
思えば「約束」の一件でも春香は千早の元に通いつめて少しでも歩み寄るという方法を取ってますし、もしかすると春香が持ちうるカードって実はそんなに多くないのかもしれません。相手をさらに追い詰める可能性もある「とにかく寄り添う」という方法は間違ってないと美希は何処かで確信していた。冒頭の「春香だったら大丈夫」はある意味予言だったのかな、とか思ったりして。千早の見守り方は恩返しの意味もあるのかなと思いますが、その見守り方とも違うんですよね、美希の場合は。
あとアリーナで舞台に立った志保の一言も忘れられません。「思っていたよりも大きかった」という言葉に一連の出来事を通して見えた彼女自身の成長がありますし。そこは、バックボーンを知るミリオンのプロデューサーがいろいろ考察されてるようなので、僕はエンドロールのライブ中のワンカットが素晴らしく、それによって彼女は映画の中で救われたなぁ、と言うにとどめておきます。
惜しむらくは、どうしてもキャラのバックをそこまで掘り下げないので、アイマスP向けのコアな映画になってしまったことかもしれません。それでも人が集まるというのは、コアなPがやたらいたということの証左でしょうか。
そんなわけで、僕自身面白かったとは思いますが100%手放しで喜びきれない、複雑な感情を伴った感想となっておりました。もしかしたら来週もう一度地元で見たら、有る程度見識が変わるかもしれません。そこはまずアイマス映画を盛岡で見られることを喜びつつ、映画感想の締めと致します。
で、それから3週間後、僕は今度は埼玉の地に降り立つことになったわけですが……ここからは後編・SSAライブ編にて。
第十七回文学フリマ・欠席願 #bunfree
欠席願
平成 25 年 10 月 26 日
文学フリマ事務局代表 望月様
私儀、この度、家庭の事情により11月4日開催の第十七回文学フリマを欠席させていただきたくここにお願い申し上げます。
欠席日時 11 月 4 日 11時
内 容 第十七回文学フリマ
配置場所 E-02
Quantum EDiter代表 踝 祐吾
以上
というわけで。具体的には公開の場というのもあり控えさせていただきますが、ちょっと先々週あたりから急遽事情が発生し、上京を控えなければいけないことになりまして(念のために言いますが金銭的理由ではないです)。
4サークル合同且つ入り口目の前という非常に優遇していただけた内容にもかかわらずではあるんですけれど、来月頭の文学フリマをお休みさせていただくことに致しました。
ギリギリまで出席できるかどうか可能性を探るという手も考えはしましたが、正直状況が良くも悪くもならず、判断を先延ばしするよりは……といったところです。来年春の方には出られる状態だといいな……。
合同スペースの皆様、事務局の皆様、そしてお待ちいていただいている方々には本当に申し訳なく思います。すみません。
なお、本人は欠席しますが代行という形で既刊の販売はさせていただきます。お手に取られましたらよろしくお願いします。
なお、まだ今後が全く不透明ゆえ、場合によっては11/17のTRIP、12/31冬コミの欠席の可能性もあり得ます。その際はまた改めて。
【C84】夏コミですよ夏コミ
相変わらずというかなんというかですね、もうちょっとやる気見せましょうくるぶしさん。というわけで3回ぶりにスペースがとれましたので告知など簡単に。
8/11(日・2日目)東5ホール フ-36a Quantum EDiter
超文学フリマに参加しますよ、っと。
最近Twitterばっかりやってるくるぶしさんですこん○○は。
今週末だというのにうっかり宣伝告知を忘れておりました超文学フリマ参加のお知らせです。
開催日:2013年4月28日(日)
開催時間:10:00~17:00
会場:幕張メッセ(第7ホール)
※「ニコニコ超会議2」併催イベントのため、お立ち寄りには入場券が必要です。詳しくは入場券情報をご覧ください。なお、コンビニで前売りを買っておくといいかと。
※「ニコニコ超会議2」は27日・28日の2日間開催ですが「超文学フリマ」は28日のみの開催です。超文フリ目当てで参加される予定の方はくれぐれもご注意ください。踝は27日も行くけどな。
●スペース:ホール7・ク-03(超文学フリマサークルカタログも参照)
●サークル名:Quantum EDiter(くあんたむえでぃたー)
●あるもの
・既刊
……「Equal // 迷宮の国のアリス」全4巻
……「積読にいたる病」
……「ガールズ・ノット・リターン」(アイマス二次創作小説)
・多分配る
……新作ミステリシリーズ「EOF」第一話(無料配布予定)
……多分配る、とは言っておきながら今一生懸命書いてます。なお、無料配布予定のアナログ版とは別にデジタル版をニコニコ動画で連載予定。ハードル高いんでブロマガになるかもしれませんが。
なお、サークルカタログにあります通り、困ったことに文フリスペースの隣にはZUNビールコーナーが設置されています。ですので、油断すると飲んでる可能性が非常に高いですが……そこは節度を守ってゆったりと。皆さんも暴れすぎないように。お兄さんとのお約束だぞっと*1。
……あ、余談ですが「ぶしP」なる日曜映像大工が絶対移動中さんの新刊宣伝動画をこさえたようです。
こちらもよしなに。
【2013年エイプリルフール企画】トボケテ!
(なお、記事中のパーマリンクはすべて無効化されておりますのでご了承ください)
過去履歴
2005年→コンバンハチキンカレーヨ嘘
2006年→北謳寮毒電波通信社
2007年→オンライン文芸マガジン『外道』
2008年→魔王14歳臨時避難所 (スクリーンショット)
2010年→【俺トゥギャ】高槻やよし on Twitter(2010年エイプリルフールまとめ) (跡地)
2011年→ネタ☆MAD 4rd (跡地)
2012年→文字フリマ
2013年→トボケテ!
Adobeのパッケージ販売終了について一言書いておくか
ブログ今年初書き込み。ドンだけサボってんのさおまいわ-。
さて、すでに書き込むことが少ないこのブログにおいてここ数年は何にもやってないのですが、最近は同人小説家兼、アイマス兼、印刷・DTP関係のフーテンのひとみたいな立ち位置で行ければいいな、と思っています。昨日のDTP Booster 青森は頭痛のためお休みしちゃいましたが……。アイマス関係は主にTwitterやブロマガ(開いてないけど)でやることになるんじゃないかなと思いますので、ここは同人活動とかDTPの話でも。……ボドゲは語れるほど持ってないしなー。ブロマガは超会議近づいたら宣伝のために開くかもしれない。その程度。あ、そういえば大阪文フリ委託誰にもお願いしてないや。
前説はさておき。
アドビシステムズ、Adobe Creative Suite 6のパッケージ販売を終了へ | NEWS | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
アドビ CS6のパッケージ版が生産終了、今後はクラウド版へ移行?
Adobeがソフトのパッケージ販売を廃止してダウンロード方式のみに移行へ - GIGAZINE
同人作家にもニコマス関係者にもDTPクラスタにも切っても切れない関係であるAdobeのソフトウェア。10年ぐらい前からPhotoshop・Illustrator等の同梱パッケージを始め、現在では「Creative Suite」としていくつかのエディションに分かれていますが、これらのパッケージ販売が終了になるそうです。
これについて片足とは言いませんが足のつま先が触れている人間として、どこまで書いていいのかわからないけど……各種販売店が今の今まで口をつぐんでたのは何故か。これは推測でしかありませんが、Adobeが(公式ストア含め)今にいたるまで公式リリースを出してないからではあるんですよねぇ。ここで言う公式リリースとは一般顧客向けのリリース(ウエブリリース等)であって、販売店向けではありません。逆に言うと……ごめんなさい、これ以上はお察し願います。僕の立場で書ける範囲と書けない範囲とあるのよ……というか、こういうのは大型リセラーが率先して情報提供すべきなんだけどなぁ……。臆病なのです。
で、これを書いている現時点でどうなっているかというと、Mac版パッケージの入手は非常に厳しいです。当初は4月ぐらいまで持つんじゃね? という話もありましたが、どうやら僕の見込みは相当甘かったようで。Win版もかなり厳しくなりつつあります。実際のところパッケージ版の生産は2月いっぱいで終了しているので、今年度中持つかなぁ、というのが正直なところでしょうか。
なお、各種量販店では在庫完売次第ですが、Adobeストアは4月いっぱいまでらしく、それをもって完全終了するものと思われます。ですがAdobeストアなのですなわち事実上の定価販売。CS6をDVD媒体で持ちたいということでない限りはあまり必然性はありません。また、放送大学とかに入ってアカデミックパッケージ版を買う、というのも一つの策かもしれませんが、あくまでも一時しのぎかと考えます。実際問題CS7以降のアカデミック版については決まってないので、次期バージョンアップ時にアカデミック版も同様になるとも限りません。
では、今後どうするのか。純粋に置き換えになるのはダウンロード版、あるいはライセンス版への移行でしょうか。これらについては今後もDesign StandardやProduction Premiumといった用途別エディションは維持されます。……Adobeがそう言ってるからそうなんでしょう。なお、ライセンス版を購入した場合、通常はインストーラーはダウンロード形式になりますが、別途DVD媒体でインストーラーを購入することも現時点では可能です。
あとはAdobeが今猛プッシュしているCreative Cloud。個人で月間5,000円は確かに高いのですが、iTunesと同様にメンバーシップカードなるものが量販店で販売されており、こちらはポイント還元を併用すると月5,000円よりも若干安く利用することが可能です。バージョン違いを気にする方には、CS6をCS7頒布開始後も使い続けることが可能な権利が与えられるようですし。また、昨日のDTP BoosterではAdobeジャパンの偉い人こと岩本 崇さんがひょこっと来られたようで、現在Design Standard等に適用されている2台までインストールOKというのが可能になる予定だとか。僕自身はAdobeの回し者でも何でも無いのですが、CS7以降エディション見直しも考えられる以上、Creative Cloudにしといた方が問題ないのかな、とも思ったりして。ちょっと予定が未定の部分が多くて不安がありますが、それ以上に現行エディションの維持をするメリットが一気に縮小しているのも事実なんですよね。バージョンアップも今や直前バージョンからしかできなくなってしまってますし。
これ以外にも、妥協案として単品をサブスクリプションで買う、という方法があります。Design Standard等同様に単品のパッケージ販売もなくなりますが、たとえばPhotoshopの代わりにSAI、Premire代替でAviUtl、AfterEffect代替でNive……という「他のモノで済ますけど、Illustratorだけはどうしても……」という方にはIllustratorを月額で買えば確実に5,000円よりは安いです。ただ、そこまでするならダウンロード版の方が適切な気がしますし、むしろCorelDrawとかべつのベクターイラストレーションアプリに移行するという方法も……ゲフンゲフン。最終的には人それぞれ、モノの好みになるんでしょうかねぇ。
とまぁ、まだまだ予断を許さないAdobe周りですが結構使えるのも事実(実際、ガールズ・ノット・リターン制作時にはCS6のお世話にずいぶんなりました)。なるべくならDVD媒体でとっておきたいという方には今のうちの購入をお勧めしておきますが、今やMacに光学ドライブがついていない時代。メンバーシップカード所持というのは実際そんなに悪くない気はするんですけどね。僕だけか。