人の口に戸は立てられないし、立てたところで新たな突破口が現れるだけ

 そんなに個の集合が嫌いならネットを辞めりゃいいんじゃないかな木曜日基本的○○ユーザ(○○には「2ちゃんねる」とか「はてな」とかが入るだろう)と言う括りは、何を使っているとかの括りであってそれ以上のものではないし、それを盾に「2ちゃんは悪」「はてなは悪」みたいな言い方で一般化してしまうのはどうなのよ、とも思ったりする。「2ちゃんが悪」と言って(そこまで言ってなかったかも知れないが)顕名化を掲げて旗を振った1ch.tvが揶揄の文脈でしか取り上げられない現状、顕名が匿名がだとか、リンクフリーか制限リンクか……なんて議論は終わったものだと思ったんですが。そんなに心地いい意見だけいいたかったら、それこそウエブに書く必要なんて何もないんじゃないかな、と僕は思います。「みんなそう思っているんでしょう」という脳内オーディエンスを演じられるほどユーザは馬鹿じゃないんです。


 じゃあ「死ねばいいのに」という言及の仕方はありかというと……積極的に認めるわけではないが、同時にそう言わせる衝動を頭ごなしに抑え込むことは出来ないでしょう。ただ、そう言われた方は「お前が死ね」と返せる、と言う反論の余地はあるし、実際にそうするのも一つの手でしょう(感情論争になりやすいのであまりお薦めはしませんが)。観客の動きはコントロールしにくいですし、その意図が見えた瞬間に反動も起きやすいものです。人は自分が縛られている、と言うことを意識したくはないのですから。そういう意味では、感情的にさせない文章を紡ぐ、というのは非常に高度なテクニックで、そんなことが出来るような人は既に政治かなり難なりになっているのかも知れません。僕はまだまだ何が言いたいのか分からない文章を書くのが関の山なので、まず無理でしょうが(苦笑)。