米澤穂信『氷菓』(角川スニーカー文庫)
氷菓 (角川スニーカー文庫) 米澤 穂信 角川書店 2001-10 by G-Tools |
行きの電車で読了。今年61冊目(小説10、漫画47、その他4)。
何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。
短編連作の形から、徐々にそのパターンを崩してそのまま大きな謎の解明に至るあたりはすごく好み。とてもおもしろかった。早く『さよなら妖精』も読まねば。