本棚探偵の愛の詩

 ひげのない日下三蔵さん*1を初めて見たような気がする金曜日。というのも、僕が生で日下さんにお会いしたのは二度ほど。一度はMYSCONの時に鳳明館にて*2。もう一回は冬コミの時に甲影会のスペース前にて*3*1。二回とも立派なお髭を蓄えていらっしゃったのが印象的だったのです。いや、ミステリとアニメの話を同時に嬉々としてされるのも印象的でしたが。で、なんの話をしているのかというと喜国雅彦さんの『本棚探偵の冒険』(双葉文庫)のお話。

4575712906本棚探偵の冒険 (双葉文庫)
喜国 雅彦
双葉社 2005-01

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 古本好きならずとも、単なる本好きでもついつい爆笑してしまうビブリオマニアの生態をこれほどまでに明確に描写した本があっただろうか?(いや、あったかもしれない)いやー完読していないのについつい書きたくなっちまったい*4。乱歩邸のエピソード*5豆本作り*6の回がぱらぱらとめくってみたところでは大変面白かったのです。もちろん全部読むよー。『回想』は高くて買えないけどきっと読むよー。でも蔵書票というのはいいなー、と思いました。今お手軽に出来るとしたらポストイットかな?


 あー、ブログの名前、結局戻しました。そもそも何で変えたかというと、僕自身が学校現場から離れて生活しよう、という意志があったからです。正直に言うと、今でも学校に戻るべきかどうか迷っているところがあります。ただ、今のすぐ凹むような心理状態で子どもたちに真正面から向き合うことは出来ないだろうし、一回教育の世界と距離を置いてみよう、と思ったのがこのブログ開始のきっかけでもあります。で、『教育』という言葉を看板からおろしてみたのですが、これがしっくり来るタイトルにならない。というわけで、ここにタイトルを戻しました(たった一日だけでしたね)。これからは自らへの教育という意味で使っていくことになると思います。皆さんご迷惑をお掛けしました。これからもよろしくお願いします。

*1:編集者兼アンソロジスト兼古本者兼アニソンマニア。詳しくははてなダイアリー - 日下三蔵をご参照のこと。

*2:実はこの時にこっそり『天城一の密室犯罪学教程』の目次を見せてもらっていたのだ。多分これを実際に見たのは僕と滅の人と根子さんだったような気がする。

*3:あんな情報やこんな情報を盗み聞きしたり。アレの続きが出るとか書いていいかどうか分からないので以下略。

*4:読み終わったら感想を書きます。多分。

*5:そういえば昨年旧乱歩邸・幻影城公開&関連イベント開催とゆーものがあったのですが、残念ながら僕は夏コミの日程がこれよりも一週間前だったので、乱歩邸にお邪魔することは出来なかったのです。

*6:あの写真は反則です。

*1:この時立教ミステリクラブの方にお会いしましたが、携帯のメアドがものすごいツボでした……。