ま~っく~すは~

 意味なしジョーク金曜日。僕はライブドア堀江社長という人物が元々あまり好きではないんだけれど、何となく彼に感じていた疑念が江川紹子ジャーナルで明らかになったような気が。江川氏曰く、

>>=江川紹子ジャーナル『「新聞・テレビを殺します」 ~ライブドアのメディア戦略』より:http://www.egawashoko.com/menu4/contents/02_1_data_40.html

 彼の価値基準はあくまで「利益」。他者への礼儀、配慮といった心配りには、必要性を感じておらず、むしろ無駄なものと考えているらしい。

とのこと。僕はこういう他者を考えない企業は遅かれ早かれつぶれるんじゃないかな、と思う。企業不祥事なんかはその典型だ。自分のことしか考えないから、対応が後手後手に回る。いや、僕も人のことを言えたことじゃないんだけどね。世の中それを笑ってすまそうという人もいるらしいし*1。僕も過去にやらかしてしまったことはあって、今となっては謝ること自体が不可能に近いと言うことに一生罪悪感を感じながら生きていくことになるんだろうけれど。だから僕はあんまり人の非常識を責められない。思うことはあっても、それを口に出してしまった時に、『じゃあオマエはどうなんだ?』という問いに答えることは出来ないからだ。何をやらかしたのかはもちろんここでもmixiでも書けないだろう。一生自分の秘密にしておくつもりだ。閑話休題


 堀江氏が近鉄を買収したとしても、あるいはニッポン放送を買収したとしてもイーバンク事件*2の二の舞になることは分かり切っているんじゃないか。経営者たちを『老害』と切り捨ててしまうことは簡単だけれども*3、切り捨てるだけでは上手くいかないのは明らか。堀江氏が保守陣営の砦『産経新聞』を手中に収めようとするのは勝手だけれど、もしそれを読者の興味本位の方向に持って行くとすれば、極論を言えば2ちゃんねるを新聞にすれば済む話だし*4、それが将来的に良いかというとそうではないと思う。結局週刊誌のような大衆迎合に陥り、ジャーナリズムとは別の方向に転がりそうな気がするんですよね。それが怖いなぁ*5


 何が言いたかったかというと、「金を出してやってるんだありがたく思え」といっている人間にホスピタリティとか商売の極意とかPHP運動とかは一生分かんないんだろうな、ということです。分かる分からないは本人の勝手だとは思うんですけれどね。


 とりあえず、テニスの王子様を「大子様」と誤記してしまう人にファンと名乗って欲しくないなぁ、と思うのですが。いえ、独り言ですよ*6。ぶつぶつ。

*1:僕は「カミングダウト」事件をネットのニュースで読んで初めて知ったんだけれど、彼女が未成年者である以上、今度は『少年法』の壁が出てくることになると思う。おそらく、実名報道はされないまま消えていくんじゃないかな? 毒舌と非常識は違うよ、と綾小路さんとか波田さんとかの爪のあかを煎じて飲ませてもいいくらいじゃないか。

*2ライブドアイーバンクと業務提携→イーバンクライブドアから人が来て経営改善を(強引に?)行う→イーバンク、ぶち切れてライブドア取締役に『脅迫』電話→ライブドア、その電話をWeb公開→泥仕合→資本関係解消となった一連の事件。Google検索:「イーバンク ライブドア」で調べるといいかも。

*3:それはプロ野球参入騒動の時にも見えたスタンスだとは思う。但し、それがいつでも成功すると勘違いしている節があるのでは? と僕は思うのだが。

*4:堀江氏は2ちゃんと親和性を持っている部分がある(匿名掲示板レンタルサービス「したらば」やネットラジオねとらじ」を傘下におさめたり。また、2ちゃんねる管理人西村博之氏のブログもライブドアである)。ただし、2ちゃんねる自身が堀江氏に親近感を持っているかとすると、2ちゃんねるそれ自体が大衆の統合性なき集合体であると考えれば、親近感があるとは決して言えないと僕は思う。

*5:念のために付け加えておくと、僕は決して『旧来の慣習を真逆の方向から突き崩していく』という堀江氏の考えは嫌いではないし、それをしなければブレイクスルーを行うことは出来ないのは分かる。しかし、「ルールに合致していれば何をしてもいいか?」ということに対する抵抗は強いだろう。彼自身が批判されているのはその目的ではなく方法論であることに気づく日は来るのかなぁ。

*6:多分IPの話をしても分からないんじゃないかなぁ、と思います。『自作自演でしょう?』と聞いてみたところでおそらくキレるだけなので、本人たちに直接ネチケットそのものを語りかけるしかないのでは。