エレガントにはほど遠い

 やっぱりか土曜日安楽椅子探偵の解答編を視聴しました。まぁ、予想通り作者の仕掛けた最大のトリックに引っかかってしまい、正解はならず(どうやら4分の1の人がこのトリックに引っかかってしまったものと推測されます)。てか、以前のエントリで「しまったぁぁ!」と叫んだのにはもう一つ理由があるんですよね。……困った事に現段階ではとてもじゃないが言えませんが。理由を聞きたい人は直接お話ししますが、聞きたい人もいないでしょう。なのでそのままにしておきます。


 以下、敗者の弁をどうぞ。








 さて、ここからは敗者の弁であります。ものの見事に最大の間違いである衣笠犯人説を唱えてしまったわけですが、ちょっと考えれば衣笠は犯人の条件に該当しているという「マスク」を理由とした回答は極めて弱い。なぜなら、ルナは番組中ずっとフードを被っていたんで、元々声はくぐもって聞こえていたはずです。すると、必然的にルナが目撃していながら、一言も声を発しなかった彼女が犯人となります。

 前回挙げた以外の見逃しポイントとしてやはり一番大きいのが、Zの文字でしょうか。倉庫街であり、近くのコンテナに死体を隠してしまうのはさほど難しくありません(リスクはありますが)。引っかかるとすれば、死後一ヶ月にしては保存状態がよすぎるという事でしょうね(一ヶ月後の死体の首を絞めようものなら、普通ボロボロになってもげてしまうような気もなきにしもあらず)。そのことから、一ヶ月の間、その場所に放置されていたというのも考えにくいです。冷蔵庫なり冷凍庫なりに保存されていたのでしょう、きっと。

 ルナ殺害の動機についても、完全に裏をかかれてしまった次第であります。仮面を被っていた→男だと言っていたはずなのに、これでは性別が分からなくなる→自分に疑いがかかる→殺してしまえ……というわけではないんですね。残念。

 また、動機が分かれば携帯電話の謎も解けるというわけで。単独犯である事を逆手に取ったわけですね。

 あと、雑誌の謎については、解答編の最後の最後で完全否定されていましたね(管理人室に映っていたサイン入りAREAがその証拠です。ルナ本人は1/14には海外にいて、サインはできなかったはずですから)。もし問題編が全て時系列順に編集されているならば、AREA1/23号は1/12以前に発売されていたものとなりますので。

 それから、オートロックキーが合い鍵にもある車はちゃんとあるらしい。なーんだ、がっかり。



 まぁ、総じて言えば、「ずりーーー!!」の一言でしょうかね(苦笑)。大変おもしろかったです。