中華鰻を食いながら日本のこれからを考えてみる日

 語ったところでどうなるってものでもないけどね月曜日。今日は土用の丑の日、久々にブログを更新してみたりしています。こうしてブログを更新するのも原稿が進んでいない証拠であるからして(以下略)。あ、夏コミについては明日の更新で触れる予定。


 選挙が終わり、街は再び静かになりました。今回の結果については言い尽くされている感もあるので、僕自身はあまり語るものを持たないのですが、2年前の小泉旋風と似たような事が今回民主党に起きたのかな、と何となく思います。つまり、自民党自身が敵に擬されてしまったのです。多分この辺はもう、マスコミの操り方の違いなのかな。少なくとも、かつて武部勤氏が農相をされていた時の騒動の顛末と、松岡利勝氏の農相時代の結末は天と地ほどの差がある。結局演出の巧さが安倍さんには足りていなかった、と言う事なのでしょう。あるいは、衆院選での『勝ちすぎ』の反動が参院選で現れてしまった、と考えるべきなのかも知れません。


 とはいえ、小沢さんは十分な棚ぼた勝利を予想出来たからこそ「負けたら辞める」と言えたのだし、今回の結果をもって「民主信任」とは必ずしも言えない。それは安倍さんも予想出来ていた事で、だからこそ責任回避論が選挙前から出てきたのでしょう。気になるのは次の衆院選だけれど、今年中にやったら、多分組織票のガチンコ勝負になるに違いない、と僕は思う。統一地方選参院選、と続けて衆院選になったら、今度は有権者の方が疲れて選挙に行かなくなるからだ。無党派層が行かないという事は、要は支持母体同士の対決になるわけで、そうなると経営者チームと創価学会を抱える与党が惨敗でないまでも、優勢を維持出来るかも知れないし、決して悪くない選択であるとは思う……ただし、今回のように周囲の面子がどんどん口をすべらせなければ……だけど。本人は小泉さんに比べれば、失言とか叩かれるような事はあまりないんだがなぁ。そのインテリっぽさが逆に悪い印象を与えてしまっているのかも知れません。

 現在の衆議院の状況で自民党大分裂でもない限り不信任案提出はないと思うけど、そうなるとあと2年間、任期満了まで突っ走っちゃうんじゃないかな? と思ったりもする。自民党総裁の任期切れはちょうど衆議院の任期切れの時期とほぼ重なるから、安倍さん個人にとっては解散するメリットもないし。


 まぁ、あと2年ほったらかし、と言うのは最悪の選択肢なので(森さんの政権末期と同じ状態になりかねない)、何らかのテコ入れはするでしょう。それがちょっと気になっております。ちょっとだけね。