ラスト・ダンス

 テレビと土曜日。ふと思い出したのですが、そういえば木曜日は西村京太郎のミステリクイズ番組を見たのでした。ミステリクイズ番組と言えば頭脳警察*1を僕は思い出してしまうのですが、結構難易度は簡単なもの(みんな犯人すぐ当てちゃうし)。が、僕は書類を作りながら見たので肝心のトリックまでは分からず。劇団ひとりって結構頭いいんだな。西村氏も昔は本格書きとして名が知られていたらしいので、もっと難易度を上げても良いんじゃないかと思いました。次回放送も楽しみにしています。


 で。ビデオに撮っていた古畑任三郎FINAL 最終夜「ラスト・ダンス」をようやく見ました。メイントリックはミステリファンにとっては古典中の古典なので「アレ、今回の話のどこが謎なの?」と思ってしまい、「古畑がどうやってそのトリックを見破ったか」を主眼において作品を見ていました。例えば口紅とか。むしろ某氏の日記を読んでメイントリックを視聴者に知らせていないという事を前提に書かれた、つーのに気づいてそういう事か、と膝を打ったぐらい。これがグランドフィナーレとなるのは惜しいですが、ならもっと第一シリーズ最終話の「上司が犯人」とか、第3シリーズの「VSテロリスト」みたいな規模の大きい話をして欲しかったなぁ、というのは欲張りでしょうか。むしろ第2→最終→第1夜の順番でやってくれても良かったのでは、と勝手に思っています。でもいつもの古畑らしさは失われていなかったので良かった、という気もしてみたり。

 しかしながら、その後に新聞記事を読んで「加賀美恭子」が「三谷幸喜」のもじりというのに気づき、「メタだ! メタ小説だ!」と叫んでしまいました。どうせなら三谷本人が出れば良かったのに

 余談ですが、第1夜の藤原&石田コンビは本来裏番組の新選組!にも出演してたんですねぇ。色々因縁を感じた3話でした。


 ついでに。西園寺くんがどちらにも出ているというのが遊び心がありすぎて……不覚にも笑ってしまいました。

*1:念のために言うが、同名のロックバンドではない。昔TBSで上岡龍太郎司会でやった番組。